必要な感染予防と管理

世界的にコロナウイルス感染症が猛威をふるう中、医療の最前線で活躍する看護師の役割は重大です。コロナウイルス感染症が蔓延する中で看護師が果たす役割は、主に感染予防と管理の二つを主軸としています。

まず、コロナウイルス感染症の場合即効性のある治療薬やワクチンが開発されていないため、院内の感染予防を徹底しクラスターの発生を防ぐことが最も重要です。
コロナウイルス感染症のようなワクチンの無い感染症は、医療現場で働く人全てにとって非常に脅威です。
できるだけ病院での発生を防ぐためには、院内環境の維持に努めなければなりません。院内を消毒してウイルスを蔓延させない対策を取ることが、感染予防に従事する看護師の重要な任務の一つです。

しかし、病院ではコロナウイルス感染症のような未知の疫病に対しても対応することが必要とされます。そこで重要になるのが、感染者の管理です。
コロナウイルス感染症に罹患した患者は、隔離された上で管理下に置かれて治療を受けることになります。そこで働く看護師は、患者の治療のみならず、医療従事者を守るために徹底的に感染症を管理することが求められます。
患者を24時間体制で監視下に置き治療に当たるとともに、徹底的に感染症をコントロールすることで、院内感染を防がなければなりません。
このように、コロナウイルス感染症の治療に従事している看護師は、第一線で感染予防と管理に力を注いでいるのです。